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1/16(火) 国際基督教大学ロータリー平和セミナー「日本で起きている人身取引の現実」

国際基督教大学(ICU)のロータリー平和奨学生向けに、日本における人身取引問題について英語でお話します。公開イベントですので、どなたでもご参加ください。

国際基督教大学ロータリー平和セミナー「日本で起きている人身取引の現実」

人身取引/現代奴隷が日本にも存在することを知っていますか? 実は日本は、人身取引が広く蔓延しているだけでなく、その解決のための政府の取組みの遅れや一般の意識の低さを、市民社会からも国際社会からも鋭く批判されています。いったいどんな問題があるのか、そしてこの問題に対して私たちに何ができるのか、一緒に考えたいと思います。

日時: 2018年1月16日(火)14:00〜15:30

場所: 国際基督教大学 本館 H-106号室

講師: ノット・フォー・セール・ジャパン代表 山岡万里子

使用言語:英語

入場無料

要予約: japan@notforsalecampaign.org

チラシ(英語)⇒20180116_ICU_Rotary_Lecture

第10回NFSJカフェ「漂泊の民・ロマ族に惹かれてギリシャへ 〜田代希和さん(東京女子大学4年生)に聞く 」

来る12月19日に第10回NFSJカフェ「漂泊の民・ロマ族に惹かれてギリシャへ
〜田代希和さん(東京女子大学4年生)に聞く」を開催いたします。

「NFSJカフェ」は、人身取引問題の啓発に取り組む「ノット・フォー・セール・ジャパン」が、スタッフ自身の学びの場を公開し、関心ある方ならどなたでも参加して情報・意見交換ができる、カジュアルなイベントです。

第10回目の今回は、東京女子大学現代教養学部4年生の田代希和さんをお招きし、ギリシャのロマ族についてお話しいただきます。

ロマ族、あるいはジプシーという名前でも知られる人々は、ヨーロッパの広い地域に存在し、現在では定住する人もいるものの、多くは伝統的に移動生活を営む民族として知られています。

移動生活をすることから、国などを単位とする社会的枠組みへの帰属が曖昧となり、歴史の中で迫害され続け、現在も差別を受けることが多いようです。

希和さんは、アメリカ留学中に人権について学ぶ中でロマ族の問題に興味を持ち、ギリシャにも留学し、現地のロマのキャンプを訪れてインタビュー等調査を行ってこられました。ロマの人々は、人身取引との関係もあるのでしょうか? 貴重な生の情報に、ご一緒に耳を傾けましょう。

NFSJカフェでは、ドリンクやスナックも準備しています。ぜひお気軽にご参加ください。

■日時:2017年12月19日(火)
19時~20時30分(開場18時45分)

■場所:武蔵野プレイス3階 スペースE
東京都武蔵野市境南町2−3−18
(JR中央線「武蔵境」駅南口より1分)

■参加費:無料
■定員:15名
■申し込み方法:申込み:japan@notforsalecampaign.orgまでメールもしくは、Facebookのイベントページにて参加意思を表明してください。
■言語:日本語

チラシはこちら⇒ 201701219 NFSJ Cafe No.10 Flyer (J)


 

「むさしの国際交流まつり2017」に出展しました

11月12日(日)に「むさしの国際交流まつり2017」に出展し、松下玲子武蔵野市長をはじめ、たくさんの皆さんにお立ち寄りいただき、人身取引の問題をお伝えすることができました。人身取引を知るためのキーワードの認知度を尋ねるミニ投票へのご参加も35名ほど。熱心に展示を見たり質問したりする方も多く、手ごたえを感じました。ワークショップでは今年もリサ・クリスティンの『現代奴隷の肖像写真』映像を見て、皆さんとこの問題を考える時間を持ちました。

10/6 ~10/12 パネル展示「市民活動の森」に出展中です

10月6日(金)より12日(木)15時まで、武蔵野プレイス(JR中央線「武蔵境」駅南口徒歩1分)1階ギャラリーにて、「市民活動の森」という展示イベントにNFSJが参加しています。

「人身取引と現代の奴隷制~私たちには関係ない…とは言えない4つの理由」と題するパネル展示、そして、この問題の8つのキーワードを知っていたかどうかのミニ投票も行っています。映像ブースでは、昨年5周年の際に作ったNFSJ活動紹介のスライド映像が流れます。お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください!
(*最終日を除き9時半~22時。水曜日は休館日。)

2017年版「世界現代奴隷推計」が発表されました

2017年9月19日に国際労働機関(ILO)、ウォークフリーファンデーション、国際移住機関(IOM)が共同で、「2017 Global Estimates of Modern Slavery」(「世界現代奴隷推計」)を発表した。以下は、報告書冒頭の「概要」を抄訳したもの。

*関心ある方に読んでいただくために、短時間でざっと粗くまとめた、あくまで仮のものです。内容に誤りがありましたら、japan@notforsalecampaign.org まで、ご連絡ください。原文はこちら

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「2017年版・世界現代奴隷推計」《概要》の抄訳

・本報告書は、SDGs(持続可能な開発目標)の目標8.7に資するために作成された。

・ILO、ウォークフリーファンデーション、IOMが協力して作成し、さらにOHCHR(国連人権高等弁務官事務所)からの資料提供も受けている。

・本報告書において「現代奴隷制」(modern slavery)とは、強制労働(forced labour)、借金による束縛(debt bondage)、強制結婚(forced marriage)、その他の奴隷的習慣(other slavery and slavery like practices)、人身取引(human trafficking)の総称として使用する。要は、他人を脅迫、暴力、強制、騙し、権力濫用などにより逃げられない状況に置いて、搾取する状況のことである。

【世界全体の推計】

・2016年、現代奴隷は世界に約4,030万人いたと推定される。

・うち2,490万人が強制労働の被害者で、1,540万人が強制結婚の被害者である。

・女性(と少女)が全体の71%を占める。性産業での強制労働に限ると、被害者のうち99%が女性。その他の産業では58%。国家当局による強制労働では40%。強制結婚では84%が女性。

・現代奴隷のうち4分の1が子ども(18歳未満)。強制結婚の被害者のうち37%が子ども。強制労働では18%、国家当局による強制労働では7%。性産業での被害者のうち21%が子どもである。

・過去5年間(2012~2016)で、一度でも奴隷だった人は8,900万人。これは数日間の奴隷状態から5年間ずっとの人まで含んでいる。

【地域別の推計】

・現代奴隷の比率(人口比)はアフリカが最も多く、1,000人あたり7.6人。次いでアジア太平洋、ヨーロッパと中央アジア。(ただし、アラブ諸国と南北アメリカなどデータが不完全な地域もあるので要注意。)

・強制労働はアジア太平洋に多い(1,000人あたり4人)。

・強制結婚はアフリカに多い(1,000人あたり4.8人)

【強制労働】

・強制労働の被害者2,490万人のうち、1,600万人は民間企業・民間人による強制労働。480万人は強制的性搾取。410万人は政府・国の機関による強制労働。

〔強制的労働搾取(民間による)〕

・女性被害者の方が多い。(57.6%)

・全体の約51%が借金による束縛を受けている。農業、家事労働、製造業に就く大人に限ると、この割合は70%を超える。

・民間での強制労働の内訳は、家事労働が最も多く24%、次いで建設業が18%、製造業が15%、農業漁業が11%。

・雇用主や勧誘者(リクルーター)から複数の強制力を受けているため、奴隷状態から抜けられない。その強制力は、賃金未払いもしくは賃金無払いの脅しが24%、暴力の脅しが17%、実際の暴力が16%、家族への危害の脅しが12%、性暴力が7%。

〔強制的性搾取(大人)と商業的性搾取(子ども)〕

・380万人の大人が強制的な性搾取の被害を受けており、100万人の子どもが商業的性搾取の被害を受けている。

・全体の99%が女性。70%以上がアジア太平洋。

〔国家当局による強制労働〕

・410万人が被害に遭っている、国家当局による強制労働とは、経済発展のための農業・建設業、徴兵による軍事以外の仕事、地方自治体での非正規の仕事、受刑者の意志に反する労働である。

【強制結婚】

・1,540万人が強制結婚の被害に遭っているが、そのうち650万人が過去5年間で新たに結婚させられた人で、残りはそれより前に結婚させられた人である。

・88%が女性で、うち37%が18歳未満。児童婚(18歳未満)のうち、15歳未満で結婚させられたのが44%。

・(問題が深刻であるはずのアラブ諸国のデータが無いので推計には限度があるものの)人口1,000人あたりで最大なのはアフリカの4.8人。

【データ出典と推計方法】

・現代奴隷については確実なものが存在しないため、あらゆるデータを組み合わせて推計した。

・中心になっているのが、48カ国71,000人を対象に行われたインタビューを下敷きとした、特別設計された54の国別確率的調査である。これら54のデータベースに、IOMが提供した人身取引被害者支援で得られたデータを組み合わせて、強制的性搾取、子どもの強制労働、強制労働の期間、などを割り出した。国家による強制労働については、ILO強制労働条約の監視機構が正規に認めた資料、ILO勧告の系統的調査をもとに割り出した。

・これらの方法を組み合わせ、2012年から2016年までの5年間のデータが得られた。5年間の合計ではのべ8,900万人が被害に遭っており、それらもすべて分析・処理した上で、本報告書の推計とした。

【結論と展望】

・現代奴隷制を生み出す原因は経済、社会、文化、法律、などの分野で多岐に亘るため、多面的な対応が必要だ。万能薬は存在しない。それでも、この世界推計報告から、そしてこれまでの経験から得られる、政策上の優先事項を指摘することはできる。

・人々を奴隷状態に追いやるような脆弱性をなくすためには、社会的な保護が必要。

・労働者の権利を守り、搾取に陥らないようにすること。

・移住も大きな要素なので、移住者に関する政策の改善。

・ジェンダーの要素も考慮する必要がある。

・借金による束縛を引き起こす原因にも、対処する必要がある。

・いまだ発見されていない被害者が多いので、被害者認知の向上は必須。

・政情不安、紛争や災害なども大きな原因なので、人道的なアクションが必要。

・現代奴隷についての証拠データをさらに蓄積することも重要。中でも優先課題なのが、児童の性搾取と児童婚に関する統計。

・細分化した統計データも必要。特に、成人の強制的性搾取被害、紛争地域における被害、時間的経過の観察など。

・しかし、最も重要な優先事項は、各国政府による現代奴隷についての調査とデータ収集を行い、政策を作ること。

・国際的な協力も大切であり、SDGsの目標8.7達成のために結成された、「アライアンス8.7」というマルチステークホルダーのパートナーシップが果たす役割は大きい。

・民間事業者での強制労働が多いことから、ビジネス界との連携は不可欠だ。

・また各国政府間で、労働法や刑法の着実な執行、移住者政策での協力が求められる。

以上

 

9月15日 第9回NFSJカフェ「西アフリカの国ガンビアと移民政策のお話」を開催します

ガンビアという国について聞いたことはありますか? このたびNFSJスタッフの友人の、ガンビア人の方を招いて、彼の国についてまた移民等についてお話してもらいます。

ゲストスピーカーは、ルイス・メンディさん。ロータリー平和センター招聘研究者としてガンビアからICUの大学院へ留学中。ガンビアでは、immigration等に関わる国家公務員として勤務。またアフリカ各国間での出入国管理のご経験もあり、この夏も関係の国際会議に出席されていました。

お話いただく予定としては……

*一般的なガンビアの紹介(人々、彼の家族、生活、産業等について)

*Immigration Officerから見たガンビアの問題とは何か。(ガンビアに正規に出入国する人、あるいは非正規に出入国する人たちはどんな人たち?)

*入国管理官の経験から、人身取引について

メンディさんのお話の後で、かの遠い国の人身取引と、いま日本をとりまく人身取引の問題の共通点などについて、意見交換の時間も持ちたいと思っています。カジュアルなカフェ形式の会です。お茶を飲みながらゆっくりとおしゃべりを楽しみましょう。

【日時】9月15日 午後7時~8時半

【場所】武蔵野プレイス 3階 スペースD

【言語】英語  日本語の通訳はありません。スタッフが概要をかいつまんで説明することはできると思います。

【参加費無料】可能な方には、席上でNFSJへのご寄付をお願いいたします。

【申込】フェイスブックのイベントページにて「出席」表明をお願いします。

または、japan@notforsalecampaign.org までご連絡ください。

(定員12名)

ぜひお誘いあわせの上、気軽にご参加ください。お会いできるのを楽しみにしています。

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