ちょっと前のご報告になります。
去る6月21日土曜日、ウェスレーセンターの会議室をお借りして、第35回NFSJカフェ『Raised on Porn』上映&トークイベント “ポルノ視聴が若年層の脳と人間関係を破壊する!?” を開催しました。参加者は英語が母語の方も含めて18名でした(うちNFSJスタッフ5名)。
動画(約37分)は、幼いころからポルノ映像を観続けることの脳への影響、また人間関係を育む際のダメージについて心理学者や脳科学者らによる解説や各種データに、“ポルノ中毒“経験者、そのパートナーらのインタビューも織り交ぜられたもの。
視聴後は、まずは観終わった自分がどんな感情で、どんな価値観を大事にしたいのかを、ワークシートを用いてゲーム感覚で内観していただきました。例えば「怒り」や「不安」の感情があるとしても、その奥には「思いやり」や「誠実さ」を大事にしたい心があるのかもしれません。グループトークでは、各自の大事にしたいことにフォーカスしながら話し合っていただきました。

英語を母語とする方々のグループ1つと、日本語で話すグループ2つ、それぞれ5〜6人ずつで行われたディスカッションで、印象的なこととしては「(ポルノ映像を)見始めると脳が徐々に大きな刺激を求めてエスカレートすること」「(ポルノを観続けることにより)その人が望んでいる関係性との落差が生じること」などの発言がありました。
また、「ポルノによって傷つけられた経験はあるか?」という問いに対する話し合いでは、「周囲の性的な話題や態度」や「インターネットで記事を検索したときにポルノ広告が多く記事を読むのを断念した」等、身近な経験が出てきました。一方で「今日このように問われなければ、傷ついても当たり前だと思って諦めていた」という発言も。青少年をポルノから守るためにできることとしては、「この動画を勧める」、「(子どもや青少年に)あなたは大切な人だよというメッセージを送り続ける」「適切な性教育」などのアイディアも。時間が足りないぐらいテーブルごとに盛り上がっていました。
この日の参加者の中には、アダルトビデオ出演問題等で被害者支援や動画削除要請の活動をしているNPO法人ぱっぷす、セクストーションをはじめ子どもの性搾取問題に取り組んでいる一般社団法人ZOE Japanの方々もおられ、日本のアダルトビデオの問題点、子どもたちへの影響や被害予防、被害者支援の最前線についてコメントをいただきました。
盛りだくさんの90分で、終了時刻になっても参加者の皆さん同士の会話は続いていました。なお、ドキュメンタリー映像『Raised on Porn』は、YouTubeで視聴可能です。ご興味のある方はぜひご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=hzPylqS01qU_【「字幕」で「英語」を選んだうえで、「自動翻訳」で「日本語」を選ぶと日本語字幕が出ます。】
(報告:栗山のぞみ)











